木になるお話

サイエンスホーム津店では、古来日本の家づくりの材料として使われてきた、ひのきを使うことにこだわっています。
そのこだわりの元となる『木になるお話』〜気になるお話〜/〜木に成るお話〜をさせていただきます。

木と共に生きる

日本人と木は古(いにしえ)の彼方から共調して生活してきました。
例えば休むという漢字は、“人”と“木”が寄り添いあって“休む”・・・やすらぐ
日本人の心と体を休ませてくれる、木が安らぎの根源だからこそ漢字に変えて現代の私たちに伝えてくれているのでしょう。

木は住宅に使え

日本書紀には、「ひのき」は宮殿に「スギ」と「クスノキ」は舟に使えと教えたと書かれているそうです。日本は島国ですから舟が大切だとわかっていますが、あえて使いやすい「ひのき」を宮殿、住まいに使えということは、人を安らげてくれる素材だとわかっていたからでしょう。
余談ですが、近畿地方で木製品が多く出土した唐古(カラコ)遺跡からは、農具に「アカガシ」、櫛に「ツゲ」、弓に「イチイガシ」、それぞれの木の特性を生かせて使った物が出土しています。この中にはひのきはなく、やはりひのきは住居用に使用されて他の目的には使ってなかったと思われます。

木を見て、山を見ず

昔から「木を見て、山(森)を見ず」と言われています。1本1本の木の姿に目を奪われて、山や森全体の姿を見失ってはいけないということです。
サイエンスホームは真壁仕上げで1m毎に柱を見せています。最近の住宅の多くは大壁仕上げで柱を見せずに建築しています。一般的な家は木を見ることができず、まして山や森を感じることはありません。なぜサイエンスホームが近年、注目を集めているかの最大の秘密は家に帰ると部屋で木を1本1本見ることができ、そして森や山をイメージすることができるからです。毎日、森林浴を自宅でも楽しめるからです。

梁を現にしたり、床に無垢材を使ったりして部分的に天然素材を強調している住宅メーカーが増えてきていますが、明治・大正の日本の住宅が真壁仕上げであった本来の意味を見つめ直し、サイエンスホームは、真壁仕上げにこだわり、自然と安らぎをご提案しています。
そして、多くのお客様にその魅力を実感して頂いております。

木は二度生きる

木は二度生きると言われていますが、山で生き、伐採されて住宅で使われて生きていくという意味です。伐採された後でも無垢の木は生きている、呼吸しているとよく言われますが、その通りで湿気を吸って膨らみ、乾燥して収縮を繰り返しています。
また床に物を落とした時に凹んでしまいますが、そのままですと凹んだままですが、お湯をタオルに含ませて凹んだ部分にギュと圧迫するように押さえつける事を数回繰り返しますと、凹んだ部分は元の状態に戻ります。水分を吸収することで木、本来の復元力が生かされます。
無垢の木は傷がついて困ると言われる方がいらっしゃいますが、人がすり傷をした時に手当てをするように、凹んだ部分を丁寧に手当てをして頂ければ元に戻るのです。新建材では凹んだ部分は凹んだ分だけ、‘かくれんぼー’の様な補修材を凹んだ部分に乗せて補修することが一般的ですが、無垢の木は優しく手当てをして頂くことが大切です。

木は天然資源

1匹の鯛を頭は兜煮、本体は刺身や焼き魚、煮魚にして食しているように、丸太から柱を取り、残った木で床材や敷居や鴨居などの建築材を取り分けます。それ以外は割橋や爪楊枝等に加工をして知恵を出してほとんで使えるようにしています。本当に日本人は優秀だと感心します。
持続可能な循環型社会を実現するためにリデュース、リユース、リサイクルを実現するために建築材に使った後は昔は古材として再建築に利用していました。現在は回収して木材チップにして木質ボードや木質バイオマス燃料として再利用されています。日本人は木を本当に愛して大切にしている証拠です。

ウッドデッキは
もう一つのリビング

ウッドデッキがあると、天気の良い休日の朝はウッドデッキで家族そろって朝食を食べたり、気の合う仲間を呼んでバーベキューパーティーを楽しんだり、気候の良い夜には星空を眺めてリフレッシュできます。部屋と庭を繋ぐプラットフォーム的な存在ですので、プランの段階で積極的に取り入れております。

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