後悔しない家づくりは現場打合せで決まる!
~図面だけではわからない、現場での確認が大切な理由!~

はじめに

こんにちは。三重県津市・松阪市で家づくりをサポートするサイエンスホーム津店の藤後です。
家づくりの打合せに入ると、次々にでてくる図面に不安がよぎります。
「本当にこれで大丈夫かな?」
「お客様のイメージ通りにできるのかな?」
図面にはいろいろなことが記載されているものの、なかなか具体的にイメージしにくいからです。
私たち工務店は2次元の図面を見て立体的な空間をイメージできますが、図面に慣れていない方にとって、イメージしにくいのは仕方のないことだと思います。
家づくりにおいて、お客さまとの打合せは非常に重要です。
私たちは、この具体的な打合せの質こそが、後悔のない、心から満足いただける家づくりに繋がると考えています。

今回は、私たちがお客さまとどのように打合せを進めていくのか、そして特に大切にしている「ある確認作業」についてお話ししたいと思います。

1.まずは「お客さまの想い」をじっくり伺うことから

家づくりの第一歩は、お客さまの「こんな暮らしがしたい」「こんな家に住みたい」という想いをじっくりとお聞かせいただくことから始まります。
ご家族構成、ライフスタイル、趣味、将来の計画、そして家づくりにかけられるご予算。これらのご要望を丁寧にお伺いし、お客さまにとって無理のない予算の範囲で家づくりを進めます。

2.夢をカタチにする「図面」と「パース」

お客さまの夢やご要望、予算が整理できたら、いよいよ具体的なプラン作成です。
まずは、間取りや部屋の配置などが分かる「平面プラン」と、建物の外観イメージが掴める「外観パース」を作成します。
これらの図面やパースは、お客さまの頭の中で漠然としていたイメージを具体的なカタチにするための第一歩。これを見ながら、「もう少しここを広くしたい」「収納はここに欲しいな」といったご意見をいただき、修正を重ねていきます。
プランがある程度固まってきたら、次は内装や設備など、細部を詰める打合せに入ります。壁紙の色、床材の種類、キッチンやお風呂の仕様、そして、棚やニッチといった造作、コンセントの位置、照明器具など、暮らしやすさやデザインに関わる大切な要素を一つずつ決めていきます。

3.図面だけでは分かりにくい「リアルな感覚」

さて、この内装の打合せ、実は一つ難しい点があるんです。それは、図面に記載された情報だけでは、実際にそこで生活したときの「リアルな感覚」が掴みにくいということです。
例えば、
・壁に設けるニッチ(飾り棚)は、高さや奥行きが図面に書いてあっても、実際に物を置いたイメージが湧きにくい…
・キッチン横の壁に棚を付けたいけど、ちょうど良い高さや、使いやすい奥行きってどれくらいだろう?
・リビングにコンセントを増やしたいけど、ソファを置いたら隠れちゃうかな? どの位置がベストなんだろう?
・照明器具の明るさや、設置する高さ・位置で、部屋の雰囲気はガラリと変わるけど、図面だけで想像するのは難しい…
といった具合です。図面上の数字や線だけでは、「そこで過ごす自分」を具体的にイメージするのには、どうしても限界があります。

4.弊社の「こだわり」は、上棟後の「現場確認」

そこで弊社は、お客さまに心からご納得いただける家づくりをしていただくために、建物が上棟した後に、図面に記載した内容を「実際の建物(現場)」で随時ご確認いただくという工程を、非常に大切にしています。
基礎が完成し、柱や梁が組み上がって建物の形が見えてきた段階で、お客さまには現場にお越しいただきます。そして、図面を見ながら、実際にその場所に立って、空間を感じていただきながら、細かな部分を決めていくのです。
例えば、
・「この壁にニッチを付けますが、図面ではこの位置・この高さですが、実際に立ってみていかがですか?もう少し高くしますか?低くしますか?」
・「キッチンの後ろに棚を付ける計画ですが、この位置で、図面の奥行きだとこんな感じです。実際に立って、物を置くイメージをしてみてください。」
・「ここにコンセントを付けますが、ここに家具を置くと邪魔になりませんか?少しずらしましょうか。」
・「吹き抜けの照明は、ここに取り付けるとこんな雰囲気になる予定です。明るさの感じなど、気になる点はありますか?」
このように、実際に建物の空間を体感しながら、棚やニッチの正確な位置や高さ、幅、奥行き、コンセントの位置、照明器具の取り付け位置などを確認し、必要であればその場で調整していくのです。
図面だけでは想像しにくかった「リアルな感覚」を、実際の現場で確認していただくことで、より具体的で、お客さまの暮らしにフィットした最適な仕様を決定することができます。

5.手間がかかっても、現場確認を省略しない理由

もしかすると、「え?建ってからそんな細かいことまで確認するの?」と思われるかもしれません。確かに、この現場での確認作業は、私たち工務店にとっては手間も時間もかかる工程です。
多くの工務店さんは、効率を優先するため、こうした現場での細かな確認を省略したり、一度決めたら変更できないというケースも少なくありません。しかし、私たちはこの工程を「省略すべきではない」と考えています。
なぜなら、お客さまにとって家とは、その後の長い人生を共に歩み家族を守る大切な住まいだからです。
図面上のイメージだけで全てを決めてしまい、完成してから「思っていたのと違う…」「もっとこうすればよかった…」と後悔してほしくないのです。
お客さまが細部に至るまで納得し、「ここに棚があって良かった!」「この位置のコンセント、本当に便利!」と、心から満足して、愛着を持って暮らしていただきたいと思います。
この想いこそが、私たちが手間をかけても、上棟後の現場確認を大切にしている理由であり、弊社の家づくりの「こだわり」でもあります。

6.現場で「一緒に確かめる」家づくりのメリット

現場で実際に確認しながら家づくりを進めることには、お客さまにとってたくさんのメリットがあります。
・イメージと現実のギャップを解消
図面だけでは分からなかった空間の広さや高さ、収納の使い勝手などを体感することで、「思っていたのと違う」という失敗を防げます。

・より使いやすく、暮らしやすい家に
実際に生活する場面を想像しながら、コンセントの位置や棚の高さなどを細かく調整できるため、日々の暮らしが格段に快適になります。

・家への愛着が深まる
建設中のわが家に足を踏み入れ、一つ一つを「自分の目で見て」「自分の手で触れて」決めていくプロセスは、完成した家への愛着をより一層深めてくれます。

・「任せっきり」ではなく「一緒に作る」実感
家づくりに積極的に関わることで、「自分たちの家を、自分たち自身が作っているんだ」という、達成感と満足感を得られます。

おわりに

私たちは、お客さまにとって家づくりが、不安なく、心から楽しみながら進められるものであるべきだと考えています。
最初の丁寧なヒアリングから始まり、図面での打合せ、そして上棟後の現場での確認。この一つ一つのプロセスを大切にすることで、お客さまの理想を最大限にカタチにし、長く安心して快適に暮らせる住まいをお届けしたいと願っています。
三重県津市や松阪市で新築住宅やリフォームをご検討されておられる方には、ぜひ私たちの「お客さまに寄り添う丁寧な家づくり」を知っていただきたいです。
「まずは話を聞いてみたい」「どんな風に進めるのか、もっと具体的に知りたい」と思われた方は、どうぞお気軽にご相談ください。あなたの夢のマイホーム実現を、全力でお手伝いさせていただきます。

社長ブログ
第1回:三重県津市・松阪市での土地探し~現地チェックのポイント~
第2回:接道状況が家づくりに与える影響とは?〜工務店が教えるチェックポイント
第3回:「土地を持つ」ということ~所有権から履歴まで知っておくべきこと~
第4回:家全体のバランスを左右する窓の役割とは?~落ち着ける家づくり〜
第5回:接道と方位を考慮した窓の配置〜快適な住まいづくりのコツ〜
第6回:「無垢材(むくざい)の魅力に迫る」~無垢材って一体なに?~
第7回:「檜(ひのき)の魅力」~サイエンスホームの家づくり〜
第8回:三重の風土と調和する「サイエンスホーム」と私の想い~サイエンスホームを選んだワケ〜
第9回:後悔しない家づくりは現場打合せで決まる!~図面だけではわからない、現場での確認が大切な理由!~
第10回:工務店社長の自宅でトイレをリフォーム~社長自身が驚くリフォーム効果とは?~

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